代官山でモデルと遭遇

NHK日曜美術館、9/28に放送される予告でバーニー・フュークス THIS IS AMERICA|NHK 日曜美術館ケネディー大統領の肖像画が現れた。インターネットで調べると9/23から代官山ヒルサイドテラスで「EXHIBITION THE OBSESSION GALLERYバーニー・フュークス展」が開催されるとのこと、これは是非見に行かなければと思い今日、代官山へ。
もちろん五反田から目黒川沿いに歩いて代官山へ、陽射しは強かったけれど秋らしく爽やかな秋分の日。
祝日の昼前の目黒川沿いはジョギングをする人、家族連れなど人出が多い。
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そしてさらに人出が多い代官山へ、代官山ヒルサイドテラスの前は何度も歩いているが入るのは初めて。
展示場は入口の奥にあるので最初は分からずさがしていると受付を発見、美術館をイメージしていたがギャラリーだった。
白い建物の中にある壁面も白い展示室は一瞬、展示販売会のイベント?と思ってしまった。
確かに主催の株式会社アートオブセッションは絵画販売を主な業務にしている、実際入口近い展示室には版画の販売をしているスペースがあった。

さて、展示内容は本当に充実していて本の挿絵、セレブの肖像画、風景画、スポーツと油彩、デッサン、試作とバランスよく見ることが出来楽しめた。
バーニー・フュークスといえばスポーツイラストレイテッドの掲載されていたベースボールにゴルフ、アメリカンフットボールだけれど今回の展示で良かったのは亡くなる年に描かれていたイタリアの風景画。
娘が結婚してイタリアに住んでいたので何度も訪ねていたらしい。
太陽の光を浴びて輝くスタジアム、木漏れ日に照らされるゴルフコースを見れば風景が上手いことは分かるのだけれど純粋に風景のみ描かれた作品はコントラストとエッジの効いた印象派のように思えた。
コントラストとエッジが効いてしまえば印象派ではないのだけれど)
今までスポーツシーンとケネディー大統領しか知らない私には楽しい充実した展示内容だった。

バーニー・フュークスは日本人のスポーツ選手、セレブも描いている。
今回展示されている作品の中に元ソニー社長の出井伸之氏のデッサンがあった、ソニー社長時代の出井氏は凄かったんだなと思っていたのだけれど。
なんと展示場を出て蔦屋に寄り、帰ろうと再び代官山ヒルサイドテラスの前を通ったとき白いジャケットを着た出井氏がヒルサイドテラスから出てきて蔦屋の方へ歩いて行かれた。
なんという偶然、アーティストの作品とそのモデルも見ることが出来るとは、かなり得した気分になれた1日だった。
(今回の展示会の協力に出井氏のクオンタムリープ株式会社の名前があったので見にきていたのかな)