2014年2月11日の記録
外に出るとまさかの雪、また積もるのかと思ったけれどまあ仕方ないと歩き始める。
まずは五反田図書館、東京にきて良かったと思うことの一つに図書館が綺麗で蔵書が
充実していることがある、これは本当に嬉しい、品川区以外の図書館に入っても本は整理されていて
気持ちが良い。
図書館を出て本日の目的地、一之江の「リヨンコッペ館」へ。
都営新宿線の一之江に着き地上へ上がるとまだ雪。
地図を片手に、「環七通」りを越えて「今井街道」を西一之江の方面へ。
人通りの少ない、静かな住宅街の道路沿いを歩いていると左手に目的のパン屋さんが
冷えた体で暖かい店内に入るとパンの良い匂い、そしてイートインの小さなカウンターが見えた。
流石に今日は歩きながら食べるのはキツイ、ありがたいと思い、トレーとトングを持ってパンを選ぶ。
「コロッケコッペ ¥200」と焼きたての「クルミパン ¥130」をトレーの乗せレジに持って行き、
お店で食べると言えば、小さな紙コップが、なんと暖かいコーヒーを1杯無料で飲める。
この寒い時にとても嬉しいサービス、セルフでコーヒーを入れ6席あるイートインのカウンターに座る。
焼きたての「クルミパン」は外はサクッ、中はフンワリ柔らかくクルミが香ばしい、
よく噛めば甘くて「コロッケコッペ」の存在を忘れそう。
そして目的の「コロッケコッペ」を頬張る、サクッと軽いコロッケは瑞々しいキャベツそして
甘めソースと良くあって美味しかった。
体も心も暖かくなって外にでる、雪はまだ降っているけれど積もる様子はなさそう。
「今井街道」の「ベルタウン松江」、懐かしい雰囲気の商店街を歩いていると「船越街道」に突き当たる。
「舟堀橋」の階段を上り「荒川」に沿って流れる「中川」を越える、右手には「江戸川競艇場」。
雪が残っていたが子供たちが元気に遊んでいた。
ひょっとして浅草まで歩けるかもと暇人の考えがよぎり、更に歩みを進めた。
頑張れば、ご褒美があるもので「新大橋通り」の「ふれあい通り」という商店街に
焼きたてのパンと大きな看板が店の名前は「ナカイチ」、
「リヨンコッペ館」で食べてからそんなに時間は経っていないけれど、
落ち着いた雰囲気のお店の中には美味しそうなパンがずらり、
これから歩く距離を考えて、腹ごしらえと人気No1の札の「ピーナッツサンド ¥150」を一つ買う。
イートインコーナーは無いのでいつも通り歩きながら頬張る、この「ピーナッツサンド」最高!
パンはソフトなフランスパン、中のピーナッツクリームにはピーナッツを砕かず
そのまま混ぜられていて食べ応え、食感が良い。
顎が鍛えられる、でも噛めばピーナッツクリームとパンの甘さがミックスされ満足。
これなら浅草まで問題ない、足取りも軽くなった。
左折して銀糸町へ進む。
東京で長い距離散歩出来る理由の一つに公共のトイレが街中に多いこと、
それも殆どが掃除が行き届いて清潔なこと。
有難いし感心する、公共施設が整備されいるのは東京の素晴らしい所だと思う。
だから暇な、おじさんは長い時間、安心して散歩出来るのです。
ビルが多く人も車の量もぐっと増える。
散歩の喜びの一つは、知らない街を歩いて、知らない景色を目にできること。
よく歩く知った街では、どうしても路地裏ばかり歩くようになるけれど
今日は知らない街ばかりだったので大通りに沿って歩いてきた。
面白そうな遊具で遊ぶ子供達、それを見守る親達が都会の休日を楽しんでいた。
錦糸町辺りでも時間をかけてゆっくり楽しめそうだけれども浅草が今日の目的地なので先を急ぐ。
先を急ぐ中でも無視できる事が出来なかったのが、「本所消防署」カッコ良すぎ、
まるで地球防衛軍の基地。
そして「横川交番前」交差点の角にある服屋さん、おじさん、おばさん好みの服ばかり。
今日は買い物しなかったけれど「ユニクロ」よりもお得かも。
「浅草通り」に出ると目前には信じられない大きさの「スカイツリー」、ついにここまで来た。
さすが人気の観光スポット、沢山の人でお土産でも探そうなんてとても無料。
トイレだけ借りて最終目的地へ。
いつか寄ってみたい「神谷バー」は満席の様子、賑やかな「浅草通り」を「雷門」へ、
しかし力車さんが多いこと。
浅草に来たものの特に目的があったわけでなく、行けるかなと思って来ただけなので
知ったところをフラフラ歩くだけ、お腹が空いているわけでもないので煮込み屋で
一杯引っかける気持ちも出ず。
「ヨシカミ」も行列が出来ているのを言い訳に浅草を早々に退散。
よく歩いた一日だった、都営浅草線でそのまま真っ直ぐ帰ろうと思ったけれど。
なんと空いていた、お店に入ると先日よりも種類が多く、「カツサンド」、「スパゲッティサンド」を買う。
「カツサンド ¥150」
「スパゲッティサンド ¥130」
よく歩いて、よく食べた一日だった。